年末詣がおすすめな2つの理由と恥をかかないための正しい参拝方法を紹介

来宮神社の手水舎

 

年始の一大イベントである初詣。普段は神社に行くことが少なくても年始だけは神社でお参りをする方が多いのではないでしょうか。

 

しかし特に元旦は初詣に行く人が多く、その人の多さにうんざりすることもしばしば。

 

そのような方に特におすすめしたいのが年末にお参りをする年末詣です。今回は年末詣の良さや、初詣との違い、お参りの正しい仕方などをご紹介します。

 

年末詣とは

最近ネット上やSNSで徐々に話題になっている年末詣というワード。

 

星野源さんと吉岡里帆さんが出演している日清どん兵衛のCM内でも取り上げられ気になっていた方も多いのではないでしょうか。

 


日清のどん兵衛CM 「ツキを招く月見そば 篇」 30秒 / 星野源・吉岡里帆

 

年末詣は名前の通り年末に神社やお寺にお参りすることです。では一体私が年末詣をお勧めする理由はなんなのでしょうか。

 

年末詣をお勧めする理由

明治神宮の一の鳥居
 

初詣とは何が違うのか、またなぜ私が年末詣をお勧めするのか。それには大きく分けて2つの理由があります。1つ目は「落ち着いて参拝をすることが出来ること」、2つ目は「お願いよりも感謝が大切」ということです。それでは詳しく見ていきましょう。

 

落ち着いて参拝することが出来ること

初詣との大きな違いであり、かつ私が年末詣を推奨している一番の理由が落ち着いて参拝をすることが出来ることです。

 

初詣は日本の行事・風習として多くの人が行うため年始は全国の様々な神社や寺院がたくさんの参拝客でにぎわいます。日本一初詣に人が訪れる東京の明治神宮はなんと例年300万人以上に上ります。

 

そのためせっかくお参りに来たにもかかわらず、人混みで揉まれたり、なかなか本殿までたどり着けなかったり、神社や寺院の雰囲気を味わうことが出来なかったり、後ろに並んでいる方に対する申し訳なさから少々お粗末な参拝になったりと、人の多さやお祭りのような雰囲気が原因で落ち着いて参拝をするのが難しいのが初詣の特徴のひとつですよね。

 

しかし年末は年始に比べ段違いに参拝客が少なかったり、また新年に向けて境内は綺麗にされていたりと様々な理由で落ち着いてきちんと参拝をすることが出来るんです。

 

お願いよりも感謝が大切

2つ目の理由がお願いやお祈りよりも感謝の気持ちを伝えることが大事という点です。

 皆さんは鎌倉幕府の基本法典である御成敗式目の第一条にこんな言葉が掲げられていることをご存知ですか?

 

「神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添う」

 

どのような神さまも人間に崇敬されることで神威が増し、偉大な力を持つことになります。強く敬ってお祈りすることで神さまの力は遺憾なく発揮され、人々は神さまからの徳によって幸運を授かることが出来るという意味です。

 

つまり年始だけ神社に参拝しに行ってお祈りするだけでは意味がなく、普段から感謝の気持ちを示すことこそが本当に大切なことなのです。

 

とはいっても頻繁に神社に通うことはなかなか容易なことではありませんから、年末年始に参拝に行く時だけでもきちんと感謝の気持ちを神さまにお伝えすることが大事だと思います。

 

 

正しい参拝の方法

正しい参拝方法を行うことはご自身が恥をかかないためだけでなく、神さまにお祈りをするうえで非常に重要な事柄になります。

 

まず初めに気を付けなければいけないことは服装です。参拝に訪れる際には正装が望ましいです。では神社に到着してからの一連の流れを見ていきましょう。

 

鳥居では一礼を


 

神社の玄関口である鳥居をくぐる際には、まず身だしなみに気を付けた後一礼をしましょう。参拝は拝殿についてからではなく、鳥居をくぐる時から始まっているのです。

 

参道の歩き方

鳥居をくぐった後、参道を通る際にはできるだけ中央を避け、参道の端を歩くことが望ましいとされています。参道の中央は神さまが通る神聖な場所とされているからです。

 

手水舎での一連の所作

来宮神社の手水舎
 

年末年始は日本ではとても寒く手を濡らすことを少々躊躇う方がいるかもしれませんが、神さまにあいさつする前に心も体も清めましょう。

 

手水舎(ちょうずや・てみずや)での作法は以下の通りです。

 

【1】右手に柄杓を取りたっぷり水をすくい、まず左手を清めます。

※左手が神聖な手とされているため、左手の方が先になります。

 

【2】柄杓を左手に移し、右手を清めます。

 

【3】また柄杓を右手に持ち替え、左手で水を受け口をすすぎます。

※口を柄杓に直接つけないように気を付けてください。

 

【4】口をつけた左手を改めて清めます。

 

【5】最後に柄杓を立てて残った水で柄杓を洗い、使用した柄杓をもとの場所に返しましょう。

 

※これらの一連の所作はひとすくいの水で行うことが望ましいです。

 

 

拝殿での作法

北野天満宮の拝殿
 

拝殿の前での作法は神社や宗派によって異なることがあるため一概にこれが正しいとは言えませんが、ここでは一般的な「二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)」を紹介します。

 

【1】お賽銭をそっと入れましょう。混雑している場合仕方ない場面もありますが、投げるのではなく、そっと置くように入れましょう。

 

【2】神さまに敬意を示すため、また感謝の意を示すため2回深々とお辞儀(拝)をしましょう。

 

【3】次に二回手を打ち鳴らした(拍手)後、自分がどんな人であるか(名前、住所等)を伝えた後、感謝の気持ちやこれからの誓いをしましょう。

 

【4】最後に深くお辞儀をして終了です。

 

※上で二礼二拍手一礼を一般的と言ったのは、出雲大社のように「二礼四拍手一礼」が正しい参拝方法とされている場所も存在しているからです。

 

まとめ

以上私が年末詣をおすすめする2つの理由と、正しい参拝の仕方についての紹介でした。今年は年末詣として一年間の出来事や感謝の気持ちを神さまに報告に行ってみてはいかがでしょうか。

 

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